utmを利用する場合には、これが抱える問題を十分に意識し、効果的な利用を意識することが重要です。utmは複雑な攻撃を検知してその状況に応じて通信を遮断することができると言う高い機能を備えており、またこれが設定によって自由に変更することができるのもポイントとなっています。スパムメール等の場合には特定の通信下から連続的にメールが送信されることが問題となっており、これはトラフィックを圧迫するための悪意のある攻撃となることが多いものですが、企業活動を行う上では特定の相手と頻繁にメールのやりとりを行うことも十分に考えられ、最適な回数などを設定しないとトラブルの原因となることも少なくありません。utmではこの条件を細かく設定することができるようになっており、企業のビジネスの行い方に合わせて柔軟に変更することができるのが特徴です。

しかしこれはその設定方法によっては脆弱性を生み出すことにもなるため、十分に注意をしなければなりません。特定の相手とメールのやりとりをするために許容回数を増やしてしまうと、スパムメールの影響を受けてしまうリスクが高くなり、問題を引き起こすことも多いためです。このように設定条件によっては様々なセキュリティ上のリスクを生み出してしまうことがutmが物問題であり、これを十分に意識した上で最適な運用を行わないと、その効果を最大限に発揮することができません。utmは万能なセキュリティ対策機器と言われることも多いのですが、その反面運用上の問題を引き起こすことも多いものです。

この点を十分に認識した上で、利用することが大切です。