各拠点からのアクセス状況を管理したい、サーバーにアクセスが集中することで起こるトラフィックの混雑を防止したいといった場合には、sdwanの利用がおすすめです。sdwanは専用の管理画面を備え、本社にいながら各拠点からのアクセス状況などを管理することができるようになっています。sdwanが持つ機能のひとつであるインターネットブレイクアウトによって、トラフィックの混雑を防ぐこともできるでしょう。sdwanではどの拠点からどんなアプリケーションがアクセスを行い、どれだけ通信を使っているのかを把握することができます。
管理画面では通信状態を判りやすく表示することができる他、グラフ表示なども可能です。リアルタイムで表示されるアクセス状況によって、ネットワークが混雑する前に対処することができるでしょう。また、混雑が発生してしまった場合にもそれまでのデータから原因を探り、今後の対策を行うことができます。sdwanが備えるインターネットブレイクアウト機能では、アプリケーションごとに回線の振り分けが可能です。
危険度の低いアプリケーションはセキュリティシステムが備わった本社の専用回線を通すことなく直接接続させたり、反対に重要な情報を扱うアプリケーションは専用回線に集中させたりといった使い方ができるでしょう。これにより回線の使い分けを行い、トラフィックの混雑を回避しながらセキュリティが確保できるようになっています。
