sdやwanとはITの専門用語です。正式名称をSoftwareDefined-WideAreaNetworkと言い、ソフトウェアを最適化することによって、ネットワークの運用方法を制御している技術を指します。ではsdやwanを活用することで、実際にどのようなことが可能なのかをご紹介しますので、参考にされてみて下さい。まずはWANについてですが、これはインターネットに接続するための拠点となるエリアのことを指します。
この拠点エリアには複数の回線が存在し、それぞれが通信速度の異なる回線に接続されています。そして、拠点エリアにある各回線には「スイッチングハブ」と呼ばれる装置が設置されていて、そのハブを介して接続されている端末同士であれば、高速な回線を使ってインターネットに接続したり、複数台のパソコン同士でファイル共有したりすることが可能となります。このように、スイッチングハブがあるおかげで、例えば1つの拠点エリアから別の拠点エリアへ、つまりLANケーブルを通じて離れた場所にある2台のパソコンを同時に接続するといったことも可能になるのです。次にsdについてですが、こちらは無線LANルータを指していることが多いようです。
これがあれば、パソコンを有線で繋ぐ必要もなく、ワイヤレスでネット環境を構築することができます。また、自宅だけでなく外出先からも、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル機器を利用して、インターネットに接続することができるようになるでしょう。ここまで述べてきたように、sdとwanを導入することによって、オフィス内のデスクでも快適にインターネットを楽しむことができるようになります。しかし、それだけではなく、最近では在宅勤務をする方も増えていることもあり、自宅にいながらにして会社の同僚たちとコミュニケーションを取るためにもsdを導入する企業が増えてきています。